【電池全般Q&A】電池から液体や粉が!液漏れの原因と対処法について

リモコンに入れていた電池が液漏れしている 久しぶりにリモコンやおもちゃの電池カバーを外してみたら、電池から液体が漏れていたり、白っぽい粉がついていたり、電池が錆びていたり...といった経験はありませんか?
実はそれが電池の液漏れ。主に使用中の電池で液漏れが起きてしまう場合が多いですが、未使用の電池でも保管状態が悪いと液漏れを起こしてしまうことも。今回はなぜ液漏れをしてしまうのか?また、液漏れを防ぐにはどうしたらいいのか?詳しく解説していきたいと思います!

電池が「液漏れ」する原因

アルカリ乾電池の構造図電池は主にプラス極とマイナス極、電解液から成っているのですが、この電解液が何かしらの要因で漏れ出てしまうことを「液漏れ」と言います。液漏れしてしまう主な要因としては以下が挙げられます。

(使用中の場合)
・機器に電池を長期間入れっぱなしにしていた
・電池のプラス極とマイナス極を逆に入れた
・新しい電池と古い電池を一緒に使った

(未使用の場合)
・保管場所が悪環境だった
・(乾電池のみ)使用期限が過ぎた電池を保管していた

長期間入れっぱなしにする、新しい電池と古い電池を一緒に使うなどはついついやってしまいがちですが、意外にもこういった使い方が電池の液漏れに繋がっているんですね。
それでは、どのようにすれば電池の液漏れを防ぐことができるのか見ていきましょう!

液漏れを防ぐにはどうしたらいい?

懐中電灯に電池を入れている 電池の液漏れを防ぐには以下の6つに注意しましょう!

(1)新しい電池と古い電池を同じ機器で使用しない
(2)違うメーカー、違う種類(アルカリ電池とマンガン電池など)の電池を同じ機器で使用しない
(3)長期間使用しない電池は機器から抜いて保管しておく
(4)数か月に一回程度、使用中の電池に異変がないかチェックする
(5)高温・多湿を避けた場所で保管する
(6)(乾電池のみ)使用期限を過ぎた電池は使用しない


この6つのポイントを押さえけば、うっかり電池が液漏れして電池や使用中の機器がダメになってしまうのを防ぐことができますよ!

液漏れしてしまったら

電池の液漏れにはゴム手袋を着用する 日頃気をつけていても、つい電池が液漏れしてしまうこともあるかと思います。では電池が液漏れしてしまった場合はどのように対処すればよいか見ていきましょう。
まず、液漏れしている電池はもう使用できないので処分します。ただし電池から漏れ出た液体はとても危険なため、下記の手順にて慎重に処分を行ってください。

(1)電池に触れる前にゴム手袋、保護ゴーグルを着用する
(2)ティッシュや雑巾などで液や結晶(粉)を拭き取る
(3)プラス極とマイナス極にテープを貼り、絶縁する
(4)絶縁した電池をビニール袋に入れる
(5)お住まいの自治体の指示に従って廃棄する

処分を行う際は、顔や体、衣服などに液体がつかないよう十分にご注意ください。万が一付着した際はすぐに大量の水で洗い流し、医師の診断を受けてください。

また、使用中の電池が液漏れした場合は、電池から漏れ出た液体が使用機器に付着していたり、液体の付着により機器が錆び付いている恐れがあります。それにより機器に不具合が生じる可能性もあるため、使用を続けることはおすすめできません。

使用中の電池が液漏れしてしまった場合は、使用機器の取扱説明書を読んだり、メーカーに直接問い合わせたりして対処法をお確かめください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は電池の液漏れの原因と対処法についてご紹介しました。
ひとつ知っておいていただきたいことは、液漏れは電池の破裂を防ぐためのガス抜きといった側面もあり、破裂を防ぐための安全な構造の一部とも言えることから「絶対に液漏れさせない」ことはできないということも、ぜひ知っておいていただきたいポイントです。

日頃から電池の管理を行っておくことで、「あ、液漏れしてる...。」のあのイヤ~な瞬間からサヨナラできます。電池を正しく使って、より快適な生活を送りましょう!


おすすめエネボルト商品の単3形アルカリ乾電池4本セット