【充電池Q&A】せっかく充電池に替えたのに動かない!充電池と相性の悪い製品について

【充電池Q&A】せっかく充電池に替えたのに動かない!充電池と相性の悪い製品について

乾電池から充電池に切り替えたら節約のため、エコに取り組むために。乾電池から充電池に替えていざ使おうと思ったら、製品がうまく動かなかったり、フル充電しているのにすぐに電池が切れてしまったり...という経験はないですか?

実はその原因は「充電池と製品との相性」に問題がある場合があるんです!今回はそんな充電池と相性の悪い製品について、その理由と具体例をご紹介していきます。

電池の電圧が関係する場合

乾電池と充電池の「電圧の違い」が原因で、製品がうまく動作しない場合があります。

一般的に乾電池の電圧は1.5Vなのに対して、ニッケル水素充電池の電圧は1.2Vであり、エネボルトのニッケル水素充電池も電圧が1.2Vです。
この電圧の違いによって、ご使用される機器によって動作が安定しなかったり、電池残量が不足していると検知されてまったく動作しなかったり、といったことが起こり得ます。

特に血圧計、体重計、知育玩具などに充電池を使用しようとしてうまく動作しない、まったく動作しないといったお問い合わせをいただくことがあります。

製品の故障を防ぐためにも、充電池をお使いになりたい製品が充電池に対応しているかを取扱説明書などで予め確認し、使用電池の指定がある場合や、充電池使用不可の文言が記載されている場合は、充電池を使用しないようご注意ください。

電池のサイズが関係する場合

カメラのストロボに電池を使用している電池のサイズはJIS規格と言って日本の産業製品に関する基準があり、多くの電池がこの規格に則って設計されています。
一般的に充電池は、乾電池に比べてJIS規格のサイズであっても若干大きめに設計されていることが多く、エネボルトのニッケル水素充電池もJIS規格に準拠してはいるものの、乾電池と比べると若干サイズが大きめとなっています。

それにより、電池を使用する機器側が乾電池ピッタリのサイズで電池穴を設計している場合、そこに充電池を入れるとそもそも充電池が入らない、または無理やり押し込んだために抜けなくなってしまう、といったことが起こり得ます。

特にストロボなどの「電池を流し込んでセットする機器」に充電池を使用しようとして、サイズがピッタリすぎて抜けなくなってしまった、といったお問合せをいただくことが稀にあります。

充電池を初めて使用する場合は、使用したい製品の電池穴に余裕があるかを予め確認し、無理やり押し込んだりしないようにしてください。

充電池を使う前に取扱説明書を必ず確認しよう

せっかく購入した充電池を気持ちよく使用するためにも、充電池を初めて使用するときは必ず使用したい製品の取扱説明書を確認しましょう。 使用したい製品の取扱説明書に「単●形●乾電池使用」「アルカリ乾電池専用」などの使用電池の指定がないか、「充電池使用不可」などの記載がないかを予めご確認ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は充電池と相性の悪い製品とその理由についてポイントをまとめました。

充電池を初めて使う場合は、事前に使用したい製品が充電池に対応しているか、電池穴のサイズがギリギリすぎないかを確認し、万が一充電池を使用し始めてすぐに製品が動かなくなったり、動作が安定しなくなったりした場合は、まずは充電池との相性が悪い製品ではないかを疑ってみてくださいね!


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